パーカッション・パート

上記動画は2017年のさくらパレードの京都市役所での交歓コンサートを後ろから撮影したものですが、普段は前で演奏しているプレーヤーの影でよく見えないパーカッションパートのパフォーマンスをはっきりと見ることができます。

御覧の通り、正確で力強いリズムを体全体でたたき出していて、これを笑顔いっぱいで演奏するところが魅力的です。これだけの技術を持ちながら、各人の担当パートはたいてい複数の楽器にわたっていて、誰かが所用や体調不良で出演できないときがあっても、ほかのだれかがカバーできるようになっているところも素晴らしいと思います。私もそうですが、このような京都橘のパーカッションチームのファンの方も多いのではないでしょうか。

さて、ここのところO-vilsファンクラブで、パーカッションパートだったメンバーたちが、なぜ京都橘でパーカッションチームに入ったかなどを語っていたのが興味深かったので少し紹介します。

まず、こまれさんは、最初はクラリネットを志望していたそうで、入部前にクラリネットを相当練習してかなり吹けるようになったのですが、入部前面接で先輩の前でクラリネットを吹いてみたところ、その時だけあまりうまく吹けなくてがっかりだったそうです。ただそのあとで、パーカッションを演奏してみたら、非常にうまく演奏できたのでパーカッションパートをやることになったということです。

小さいころからドラムをやっていた三田さんも、橘ではクラリネット志望で、実際一年の最初のころはクラリネットを吹いていたそうです。しかし、ある大会でパーカッションの人数が足りないのでチームに入ってくれと頼まれたので、その大会だけということでパーカッションチームに入ったのですが、なぜか抜け出せなくなったそうです。

ちっぴさんも実は木管楽器か金管楽器をやってみたくて、入部前に結構練習したらしいのですが、入部前面接で、まずパーカッションを演奏してみたところ、非常にうまく演奏できたのでもう君はパーカッションで決まりということで、練習してきた楽器は吹かせてももらえなかったと笑っていました。

ルイさんは最初からパーカッションパート希望だったそうですがその経緯がちょっと意外でした。ルイさんは中学三年の時に橘吹部に入るつもりで、定期演奏会を見に行ったのですが、その会場前でチケットを忘れていたことに気づいたそうで、泣きながらチケットを取りに帰って再度会場まできたところ、もうSingが始まっていた時で会場に入場もできなかったそうです。それでも少しでも近くで演奏を聴いといたろと思って、1,2年生が3年生の見送り演奏をしているところに近づいて演奏を聴いていたのですが、そこがバスドラムの近くで、その先輩のバスドラの演奏がものすごくかっこよかったので、橘ではバスドラをやると決意したそうです。入部の時に先輩にバスドラ志望ですと言ったら、今までそんなことを言ってきた人はいなかったといって驚愕されたとか。

みなさん、ほぼ偶然のような形で橘のパーカッションパートに入ったようですが、パーカッションが好きだったので必然的にそのパートを続けたというところでしょうか。来週10月3日にブルーメの丘のパレードがあるはずなので、今年の橘のパーカッションパートはどんな様子か見に行ってみる予定です。

小雪舞い散る伏見のお正月

完結させないとさすがに怒られそうなので続きでございます。

さて、年跨ぎで宿に到着したものの…フロント兄さんとのムフフな展開は当然ですが有りません。兎に角、空腹なんですよ。道中酷い目に遭ってますから。部屋に着いて荷物や移動用装備一式を外してから、一息いれる間もなく外出します。目指すは年中無休と目にしていた、ある意味聖地の「大中ラーメン」です。一抹の不安はありましたが、年越しの雰囲気を味わうこともコミコミで大手前のアーケードに歩みを進めます。

 深夜ですが、初詣の場所には事欠かない京都らしく、ソコソコの人の行き来がございました。もちろん深夜ですので、大半のお店のシャッターは降りていますが、地方の閉店シャッター商店街とは雰囲気が異なります。24h営業のチェーン店もあるので安心安心。で、到着した大中ラーメンの前で、「臨時休業 17:00閉店」の張り紙発見www肩を踵までガックりと落として途方に暮れましたが、正月は通常通りの営業との一文に期待して、ホテル方向に名誉ある撤退〜〜〜!  

いや、普段から運の無さには定評のある私ですが、ここまで困難に遭遇する旅行は初めてでございます。結局は食べてなかった年越し蕎麦を「なか卯」で頂いて、コンビニで朝食買い込んで宿に戻った次第です。出発準備から、何やかんやで24時間近くの連続活動でしたが、やっとの休息でございました。

 2021年の初日の出、まさか京都で一人で見るとは、数年前には想像もしておりませんでしたね。伏見にいると言う高揚感からか、早々に起床し身支度整えて、伏見観光のスタートです。正月営業のお店でも開店時間はまだまだ先ですから、静かな元旦の朝の街をプラプラ歩いてみるだけなんですが、動画の中で何度見返したか分からない大手筋のアーケード街を東進するだけで感動します。いやぁ、聖地巡礼って良いなぁ〜と一人でニヤつくキモいオッサンを疑われ無いよう気をつけつつ、先ずは近場の伏見区役所外周を一周w こんな行動する旅行者、他にはいないワナと自分のキモさを感じつつ、現地を体感して廻れることに感動します。アーケードに戻りながら、事前にチェックしていたお店の状況も確認。さすがに元旦の営業はどちらも無いようで、こりゃ御土産買うのは無理っぽいなと感じながらも商店街でカナリの時間をかけて過ごしてしまいました。で、頃合い見計らって「大中ラーメン」に突撃です。正月のこんな時間からラーメンかよwと自嘲しながら、まだ並ぶ客もいないお店に楽勝で入店。カウンターにて頂きました。ガッツリと御飯とギョーザもセットです。お世辞抜きで九州のお店に負けない美味しさ。近所に有れば間違い無く通い詰めるレベルです。京都のラーメン、侮り難し。そこはかとなく熊本風かな?

 旅の課題を一つ二つとクリアしまして、腹ごしらえも完璧。ではでは、最大の目的地、橘高校目指して歩みを進めます。グーグルMapなどで予習したコースを、いかにも乃木神社への初詣客と言う姿を装いw心中ドキドキしながら坂道を歩きます。知らない土地を散策する時に感じる、現地の人たちの生活感。良いですねぇ。メジャーな観光地から少し外れた処を見てまわるの大好きなんですわ。その上で、部員さんの一部にはココが毎日の通学路なんやなぁ〜とかキモく思い、一つひとつ目にする風景に想像を膨らませます。時間に余裕もありますのでユックリと進みますと、桃山御陵の木々の間を抜ける冷たい風が、坂道登るオッサンの体温を下げてくれます。で、例のT字路を右折。左手に乃木神社が見えます。右はMJの羽化でお馴染みの桃小。来ました…。来ましたよ!はやる気持ちを抑えつつ、キチンと乃木神社に参拝し、初詣完了。往路の無事への感謝と復路の安全、今年の橘の活躍を祈願しましてから、坂を下ります。そして、辿り着きました!

…思いの外、長い自分語りになってますwネタ温存の為に、以下次号。

格上登場

お疲れ様でございます。さてKOTOさんの観察にも飽きてきたところで、KOTOさんから新たな情報が舞い込んできました。私とKOTOさんとは別のフロアにいる女子とKOTOさんが何気ない会話の中で吹奏楽の話しになり、その女子が高校の時に3年連続で大阪城ホールに行った事がある、楽器はクラリネットだったとの事でした。
その女子とKOTOさんは突っ込んだ話しが出来る程の関係では無いので出身校とかも聞けず、別の人から○○高校らしいという情報を仕入れ、大阪城という事はマーチングに間違い無いだろうという推測で休み時間を利用しKOTOさんとyou tubeで○○高校マーチングと入力し検索するといくつかの動画がありました。(マーチング以外でも名前は聞いた事のある有名校だけど数的には少なく改めて橘の凄さを思い知らされました。)動画をチェックしていてyoshimituさんならこんなの得意だろうね、と話しながらチェックをしていましたが、確信をもってその女子とわかる動画はありませんでした。するとその女子が近くにきたのでKOTOさんが○○高校の動画観てるんだけど何処にいるの?と声をかけると、ちょっとびっくりしながらも、自分の位置を教えてくれました。そしてKOTOさんが京都橘って知ってますかと聞くとユニフォーム見れば大体のところはわかりますよ、京都橘も知ってますよと。

でその場はそれで終わったのですが私的には何にも聞けずでした。相手は同じ会社の隣の課の一社員、仕事で絡む事も多少はありもっとテキパキ動けよ、位に思っておりましたが緊張して言葉がうかびませんでした。橘的には116期の彼女ですが3年連続大阪城ですからね、もう格上の先輩にしか見えなくなりました。彼女が入社したときに書いた社内報の自己紹介文によると食べ放題が大好きらしいのでその辺から切り崩していきたいと思います。そしてこの話しには更なる真実がありますのでご期待ください。

ブルーメの丘とワクチン

今週末は本当は京都でO-vilsの公演のを見てるはずだったのですが、延期になってしまいましたので急遽これも延期になっているブルーメの丘の橘のパレードについて書きたいと思います。

ブルーメの丘は駅からちょっと遠くて交通アクセスが悪いのですが、公園は広大でしかも橘単独のイベントなので、ほかのイベントに比べると余裕をもって近くから演奏を鑑賞できるものになっていると思います。上記動画は2019年4月のパレードで、私が最初にブルーメの丘に行って橘を見た時のものですが、実際現地に行って近い距離感でみると、音が動画より段違いに迫力を増して聞こえます。パーカッションの音なんかは動画だとポコポコと鳴っているだけのようですが、実際はもっと腹に響くように力強いです。プレーヤーの方も近くで観客の反応があると、ステージでやるときより楽しそうに演奏しているように見えます。実際この時のP隊長なんかは実に楽しそうにダイナミックに演奏していました。

昨年はコロナ騒ぎでこのイベントは中止になり、今年は4月にやるはずだったものが10月に延期になっていますが、もし開催できることになったら、北海道の某Jさんや九州の某Tさんなどまだ現地で橘を見たことがない方は、ぜひブルーメの丘に結集すべきかと考えます。

さて開催されるかどうかは、現在関西地方一帯に出ている緊急事態宣言が解除され、その後また蔓延するのを抑え込めるかどうかにかかっていると思います。緊急事態宣言解除はひたすら密を避け外出や移動を自粛し、こまめに消毒するなどしかないように思われますが、解除後に通常の生活を取り戻して再蔓延を防ぐにはワクチン接種を広めることが重要なのではないかと思います。

ただネット上にはワクチン接種を否定するようなデマやデマでないまでも不当にワクチンの危険をあおるような情報が飛び交っていて、なんとも腹立たしい限りです。

例えばmRNAワクチン開発元のファイザー社のCEOが"私はそれほど高齢じゃないし、健康だからワクチンは打ってない"と言った。というような情報が流れています。こういうことを聞くとじゃあ自分も打たなくてもいいかもと考えるかもしれませんが、これはデマというか情報の歪曲です。ファイザー社のCEOがそういうことを言ったというのは事実なのですが、これには話の続きがあり、そのあと”でも、自分が打てる番になったらすぐ打つよ。”と言っていて、実際しばらくしてワクチンを接種しています。つまり、彼の住む地域では高齢者と基礎疾患持ちの人に優先接種していて、これは彼の番が回ってきていなかったときのインタビューの前半だけを切り取っているものなのです。

また、mRNAワクチンは治験が終わっていないので、治験中のワクチンを接種するのは問題だし危険だ。などという話も流れています。これもほとんどデマで、実際にはワクチンの安全性と有効性を確かめる第三層治験は終わっていて安全性と有効性が確認されワクチンの使用は承認されています。現在行われているとされる治験というのは、より長期の持続性などを確認するためデータを取り続けているというだけのことです。

さらに、mRNAワクチンは長期的安全性が全く分かっていないので危険である。などというような噂も流れています。mRNAワクチンが使用されはじめてからまだ一年と少しなので、確かに実験的な長期的データはないのですが、安全性が全くわからないなどというのはデマです。実際は、mRNAは接種後数日以内に分解されることから、長期的に何か悪影響が出ることはほとんど考えられず、開発元の米国でも長期的な副反応はほとんどありえないとされています。

ちなみに、私の勤務先は高齢者施設なのでワクチンの優先接種が受けられて6月末までに私自身も含めて従業員30名ほどの9割くらいの人がすでにファイザーのワクチン2回接種済みです。そのうち3割くらいの人に特に2回目接種後に発熱や頭痛などの副反応がありましたが、すべての人が2日以内に回復しました。そして、幸いまだだれもコロナに感染していませんし、もちろん接種直後の副反応以外でワクチンによって体調を崩した人もいません。

ということで、ワクチンは少なくとも私の知る限りでは安全で有効ですので、打てる人はワクチンを接種して、10月にブルーメの丘に集合しましょう。

あぁ、あれが京都の灯り…

 皆様、お盆過ぎても、この世の状況にうっぷんも溜まり過ぎてらっしゃると思いますが、如何お過ごしでしょうか?さてさて、続きモノとして、ダラダラ行程を書いても面白みに欠けるンデスけど…ネタも無いのでwご容赦願います。

 節約しながらの旅は高速道路を使わないところから、な訳で料金の安い関門トンネルをチョイスして本州上陸です。トンネルを抜けた先は、北九州と同じく雪国でした。交通量のお陰で路面は何とか大丈夫なんですが、視界不良となる程の吹雪。知ってる道とは言え、普段ほとんど走行しない者にとっては標識や工事案内などが視認できないと事故にも繋がります。バイザーを白く塞ぐ雪を手で拭いながらの必死の運転ですわ。もちろん気温は低いままですし、せっかく購入したカイロも効かないし。京都到着に暗雲どころか雪雲が立ち曇り…。

でも、バイク旅は続行です。

長時間の走行には耐えきれるものではなく、チョイチョイ休憩を入れていきます。但し、乗ってるバイクが希少車輌の上、雪中行軍の珍しさからか、知らない人からの声掛けを頂くことも多く、話し込んだりするもんですから時間をドンドン消費しまして、昼食の時点でまだ岩国のマクドですがなwヤバい〜。尾道ラーメンでもゆっくり食べようと思ってたのに、甘かった〜っ!まさか広島までに6時間以上かかるとは…。

カイロの効果的な貼り方はマスターしつつも、次なる試練はスマホのバッテリー切れですわ。旅のお供に、消費電力の小さなPodcastで地方のお馬鹿ラジオを古いモノから順に聴き続けていたら、広島市を越えた辺りで突然の電池切れ!田舎量販店に飛び込んで外付けバッテリーを急遽購入しました。何せホテルの連絡先等もスマホにしかありませんので。暗くなる前に神戸位には着く予定だったのが、ヤバすぎ。

よく知る岡山を通過する頃には完全に日没です。て言うか、夜です。暗い、寒い、山間部で路面凍結、しかも岡山以東はほぼ道を知らないw最悪ですわ。追い討ちに外付けバッテリーも切れましたw ココロ、オレソウデス…。(このフレーズ好きです)

しか〜し、諦めの悪さには定評?のある私。コンビニでの電池式外付けバッテリーの追加購入に、こんな事もあろうかと(by真田技師長)持ってきていた社用携帯にてホテルへのチェックイン遅延を連絡。大晦日の夕食を、暖を取るためだけの肉饅チョイスで乗り切って兵庫県入りです。関西の道路、全く知らないので、いつの間にやら有料道路に突入しつつ、料金所のオッちゃんに道順尋ね、もう走行可能なら高速道路利用も止むなし!と出張で見覚えのある神戸・西宮辺りから吹田〜京都と脇目も振らず高速移動〜!いや、ホント、コロナの大晦日は高速道路ガラガラでした。

 最終給油のスタンドで、京都までです言うたら「初詣ですか?」と尋ねられて、「いやぁ、聖地巡礼です」とは返答出来ず、北九州ナンバーのバイク好き初詣客として「伏見稲荷にはココから時間的距離でどのくらいですか?」などと質問するヘタレっぷりでした…。そして、やっとの思いで京都南ICに到着。降り口間違え逆方向に進むも、京都の灯りを目にすることが叶ったわけです。あぁ〜、何とか年内到着だわ〜…。ちなみに、ホテルでのチェックイン時に年を越しましたw フロントのおニイさんと、お年始のご挨拶です♡

桃山近辺の旅情報は、他の皆さんの投稿などに詳しいですが、一応、私の探訪記も次回投稿させて頂きます!京都の観光名所をガン無視な2021年元旦は、私に何をもたらすのか?乞うご期待!…いや、何もゲット出来てはいませんけど。

 

KOTOさん観察日記

お疲れ様です、ケセラでございます。

皆さん連日の猛暑に大雨そしてコロナ禍でお疲れモードではないですか。コロナがなければ9月のマーコン京都府大会から始まる秋の京都橘観戦ツアーに向けてワクワクしてくるはずですが、今年もコロナのお陰でその辺が全く聞こえてきませんね。

さて、お題のKOTOさんですが、知らない方に説明しますと同じ会社に勤める同僚というか部下(マスク補正でめちゃくちゃ可愛い?!)なのですが私の影響で京都橘の存在を知り春先までは目をキラキラさせて貪るように橘情報や動画を観ていて、ブルーメにも前泊して観覧予定でしたが、最近は、というと本人も私飽きやすいんで、と言っていた通りすっかりその熱も平熱になったようです。それにしてもOGだからとしても卒業して5年以上経ってもあの熱量を維持している嬢って只者でないなぁと、コメント欄でキモいオッサンを軽くいなす機知に富んだ対応をみてると貫禄さえ覚えますね。と話しを元に戻すとそんなKOTOさんですがオービルズ情報はしっかりチェックしているようでayakaさん推しみたいです。

ちなみに京都橘が東京に来たら絶対に観に行くそうですのでその時には生KOTOさんに会えるチャンスかも?!

大江山と京の怪異

私は一度も現地で見たことはないのですが、上の動画は京都福知山の大江山酒呑童子祭りでの京都橘のマーチングです。橘はここ数年不参加で、またコロナ禍でお祭り自体中止になったりしていますが、ここではマーチングドリルもパレードもあり、広い会場で思う存分パフォーマンスをしていて、観客エリアもゆったりしているので、またこういう公演を開催してほしいものです。特にこの動画の年はマーコン全国金賞の時のメンバーやローズパレード参加者が中心で、技術的にも優れていて、エネルギーに満ち溢れた素晴らしいパフォーマンスだと思います。

さて、この酒呑童子祭り、何を記念して開催されているのかご存じでしょうか。夏向きに、酒呑童子とそれにまつわる京都の怪異の話を少しさせていただきます。

今からおよそ1000年前、一条天皇の時代、京の貴族の子女が神隠しに遭うという事件が頻発します。これを陰陽師の安倍晴明(あべのせいめい)に占わせたところ、大江山に住む鬼である酒呑童子の一味の仕業と判明します。そこで天皇は勇猛な武士の源頼光(みなもとのよりみつ/らいこう)とその配下の四天王、渡辺綱(わたなべのつな)、坂田金時(さかたのきんとき)らに命じて征伐に向かわせます。ちなみにこの金時は子供のころ足柄山でクマと相撲をとっていたという金太郎です。大江山にやってきた頼光らは、旅のものだと偽って一夜の宿を頼んで酒呑童子の本拠に入り込むことに成功します。その夜、頼光らを信用した鬼たちが宴会を開いてくれたので、あらかじめ用意してきた鬼の神通力を封じる酒を鬼たちに飲ませ、酔った酒呑童子が寝ているところを襲って首をはねてしまいます。これが大江山に伝わる酒呑童子伝説の概要です。なんだか武士にしてはずいぶん卑怯なやり口のようですが当時としては普通だったのでしょうか。

この時酒呑童子の首をはねた刀は童子切(どうじぎり)と名付けられ、それはのちに足利将軍家の手に渡り、その後豊臣秀吉の手を経て徳川家に伝わり、現在では上野の東京国立博物館が所蔵しています。これが天下五剣の一つ、国宝 童子切安綱です。

国宝 童子切安綱 Wikipediaより

実在がほぼ確実な人物に係る伝説で、事件で使用された凶器も現存しているとなると、この伝説にも幾分かの事実が含まれているのではないかと考られなかなか興味深いです。

さて、この話には後日譚もあります。

酒呑童子の首がはねられたのを見た酒呑童子の一の子分茨木童子はこれはかなわないとみて逃げ出して、ただ一人大江山脱出に成功します。一方、酒呑童子退治に成功した頼光一行は京に帰りますが、ある日、四天王筆頭の渡辺綱が、京の一条戻橋(いちじょうもどりばし:一条通と堀川通の交差点にある堀川に架かる橋。何度も架け替えられているが現存している)を渡っていたところ、若い女性が泣いているのを見かけどうしたのか声を掛けます。この女性は大江山から逃げ出した茨木童子だったので、突然鬼に変身し綱をつかんで飛び上がって愛宕山のほうへ飛んでいきますが、綱は北野天満宮の上空あたりで頼光から借りていた刀でつかまれた鬼の腕を切り落とし、脱出に成功します。生還した綱が切り取った鬼の腕を安倍晴明に見せてどうしたものかと相談すると、「必ず鬼が腕を取り返しにやって来るから、七日の間家に閉じこもり、誰も家に入れないように」という今でいう自粛してステイホームをしろとアドバイスをうけます。綱はそれを実行するのですが、7日目の晩に巧妙に変装した茨木童子に侵入され、結局腕は取り戻されてしまいます。

自粛とステイホームでは疫病は阻止できないことを暗示しているようで何やら興味深い話ですが、それはともかくこの鬼の腕を切った刀も実在していて、現在はゆかりのある北野天満宮に収められています。この刀は今年の夏、北野天満宮で特別公開されているので、先日ちょっと見に行ってみました。これが重要文化財の鬼切丸 別名 髭切です。

重要文化財 鬼切丸 別名 髭切 ike撮影

御覧の通り、とても1000年以上前に作られた刀には見えず、美しくも妖しい輝きを放っています。今すぐにでも鬼の腕を切ったり、マグロの解体をしたりできそうな切れ味に見えます。この鬼切丸は9月30日まで京都北野天満宮で公開しているので、興味のある方は行ってみてください。あと、同じく源頼光が土蜘蛛の妖怪を倒したときに使ったという膝丸という兄弟刀も京都大覚寺にて同時期に公開されていますのでそちらもどうぞ。

ちなみにこの特別公開に来ていたのは歴女というのかほとんどが若い女性でした。橘やO-vilsの公演には中高年男性が群がり、伝説の刀や武具の展示には若い女性が集まるというのは京の怪異の一つかもしれません。

あと、安倍晴明や一条戻橋にまつわる怪奇譚も書こうかと思ったのですが、長くなってきたのでこの辺でやめときます。次回に続くかも。

告白?懺悔?

私、正直者を自称しておりますが、ここいらで公言してない私事を白状いたします。
こちらの関係者の極一部の方や、感の良い方にはバレてると思ってますが…

私、このコロナの蔓延する世の中で、不要不急でありながら…
正月に京都・伏見に行ってましたw
もちろん、目指せ橘!目指せ大手筋!でございます!
たまたま、正月一人で迎える予定となり、かと言って実家に帰るのもコロナ絡むと近所の目がありますし。嫁からある程度の費用負担も了解ありましたので、こんなチャンスは中々無いので、清水の舞台から飛び降りたんですわ。東山は行ってませんけど、道中の苦労のお陰で、大変感動的な伏見探訪となりました…。

とにかく、資金的には宿泊費+α程度でしたので移動手段は愛車のGSX400Xただ一つ。新幹線は到底無理で在来線も三密回避で避けようとすればバイク一人旅は丁度良いなと、ホテルだけは二泊予約してウキウキと年末まで過ごしたんですよ。ですが出発当日、2020年12月31日。西日本は白く染まっておりましたwww いや、前日からヤバいなとは思ってましたが。
片道行程約600km、Googleマップ君の計算で約12時間の旅はこうして始まりました。

高速料金も使わない一般道の旅。(先に申しますと、高速道路の大半は2輪車走行禁止や通行止め区間多数でしたので、時間想定的には計算通りだったんです)
しか〜し、出発予定時刻の朝6時、自宅近辺は道路が真っ白で、二輪車では死を覚悟する必要があるかなぁ〜って感じ。

でも、普段の通勤でも降雪時の走行はこなしてるので細心の注意をしながら徐行運転。それでも凍結及び残雪でスリップする事多々。いつもなら15分程度の距離に3倍以上の時間をかけて走行し、なんとか交通量の多い幹線道路まで出たものの…

寒い〜!!!てか寒い超えて痛い〜!!!

防寒系ジャケット&防水パンツ、下は発熱系アンダーの上下に厚手靴下のフル装備!
でも冬用グローブの指先が30分の走行で限界感じる寒さ。明るくなってきても、吹雪続きの天候。こりゃアカン!でも京都には絶対行くんだ〜!って事でコチラでメジャーな24時営業のスーパーに入って追加装備の購入。貼るカイロ系も大量に準備して再出発!などなどやってるうちに、関門海峡越えるまでに2時間以上かかる想定外の時間ロス。しかも、まだ吹雪いてるw
これ、ホントに年内に京都に辿り着くことは出来るのかぁ〜??
以下、次号を刮目して待て!www

O-vils ライブレポート

ちょっと遅ればせながら先日行われたO-vils初ライブのレポートです。(出演者の敬称略にします)

このO-vilsの初公演で、一度は生で見たかったちっぴ、ルイ、こまれの114期パーカストリオ、またもう二度と生では見れないかと思っていたゆい,ミドリ,あやかの115期中核メンバーが出ると聞いて、チケット争奪戦に参加したら意外と簡単にチケットが取れたので、4月3日京都fanJまで出かけてきました。京都fanJは京都最大のライブハウスで地下鉄烏丸線の終点,国際会館前駅から歩いて10分ほどのところにあります。最大600人くらいのキャパですが、この日は感染予防のためか80名ほどの席まで絞っていました。

会場はこんな感じで、A,B,Cの三列を取り払って下部ステージにしていました。ちなみに私はE4の席でなかなか良い席です。客層としては半分くらいは中高年男性で、某動画の大御所なんかも来てたようです。残りの多くが割と若年層の男性で、わずかにメンバーの友人知人かと思われる若い女性、父兄かと思われる着物姿の女性なんかも来ていました。

会場の運営はまだ慣れてないのか、開場時間になっても入場ができず、入場がスタートしてもたびたびチケットもぎりが中断して大行列になっていたりして今一つでした。O-vilsグッズなんかも販売していたようでしたが、こちらも販売面積が狭くて売り子も少なく、かなり行列しないと買えなさそうだったので、購入をあきらめました。ただ、横山先生の指示か目立つところに喫煙所があったり、ドリンクではビールなどアルコール類も売られていたりして、もう高校生バンドではないと感じさせるところもありました。

さて、橘テンションで始まったステージですが、基本的には橘の定期演奏会のマーチングステージを取り出して濃縮した感じで、間に116期DMのSUZUKAのバトントワリングショーや、歴代DMのビデオコメントなんかもはさんだりして、飽きさせないような構成になっていました。ホラっちゃ先輩も動画で出てきて、子育てが終わったら参加したいなどと言っていたのは何やら時の流れを感じさせます。

曲としては、もうよく覚えてないですがWinter games, Fireball, You can't stop the beat, Sing Sing Singなど114-116期でよくやっていた曲を演奏していたと思います。またアンコールはSing Sing Singで相当に盛り上がっていたのを覚えています。ちっぴは1曲だけドラムをたたいていたのですが実に楽しそうで、全身を使ってリズムを表現していて見とれてしまいました。ゆいやミドリもステップを踏みながら軽やかにリズムに乗って演奏していたし、あやかも以前と同じく、もしかしたらそれ以上にしなやかにダンスをしていてとても楽しいライブでした。

ただ、全体の音としては、トランペットが一本のみで、トロンボーンは参加なしだったのでやや厚みに欠ける気がしました。男性メンバーでエレキギターとエレキベースが入っていましたが、O-vilsは生の楽器の音が魅力なので、エレキギターはいらないんじゃないかと感じましたし、エレキベースは、ゆるモわ!のスーザ一本じゃさすがに低音が足らないので必要かもしれませんが、あんなに大きな音でスーザの音をかき消してしまったんじゃ台無しだと感じました。(男性メンバーの人、見てたらゴメン単なる嫉妬ですdevil)

O-vilsの今後ですが、これくらいの大人数のバンドだと全員がプロとしてやっていくのは相当大変そうで、よほどうまくやらないと継続が難しそうに思えます。クラウドファンディングで当面の活動資金は確保したようですが、どういう形であれ、京都橘の伝統を引き継ぎ発展させていくバンドとして頑張ってほしいですね。ちなみに私は次の京都テルサでの公演のチケットを予約しました。みなさんもよかったらチケットを買ってO-vilsの公演を見に行ってほしいところ。一見の価値はあると思います。

O-vilsの続報についてはファンクラブのメンバーであるともちちさんが今後教えてくれるかも。

目指せ女性読者獲得w

お久しぶりの投稿です。

続き書くとは申しておりませんのでw

こいらで、先にコメントしていたBLネタでもかまして腐女子だけでも何とかぢぢブロワールドに引きずり込みたいところなんですけど、スタン*チューブとかマニアックな嗜好が過ぎる高齢者ばかりなので、おっさんずラブ通り越した「えぐみ走った内容」になると、十代美少女がドン引きしますからw余りに濃い具体例は避けましょう。

我が娘(十代美少女w)も、教えてなんかいないのに?流行りのディズニーリスペクトな腐女子受けする作品にのめり込んでいて、先が思いやられる今日この頃です。
ナンカKTOGにも若干名のBL好きがいるそうですが、そちらも言及は避けましょうねw

さて、男子の割にはBLに耐性のある私ですが、基本ノーマルのノンケでして。
正直、ガチな方々とはお付き合いを遠慮しております。が、学生時代には何とも怪しい友人が何名かおりましたwww
1人は性同一性障害?もう1人はBL好き男子。いやぁ、類友とはよく言ったものです。
えっ?イヤイヤ、ごく普通の友人関係でつるんで遊んでいただけですが、何か?
正直、一部後輩からは怪しがられていた様で御座います。

こんなスキルを獲得したのは、やはり幼少期の経験からな訳です。
今は金銭的にも時間的にも余裕が無いので橘関連に慎ましくハマっているだけですが、幼少期には何故か各種漫画雑誌や単行本が溢れる実家や親戚宅におりましたので、古めの少女漫画も含めて漫画ばかりを読んで過ごしておりました。なので萩尾望都先生や竹宮惠子先生の作品らで美しい表現のBL読んだから耐性が出来ました。おかげで魔夜峰央先生の作品にもさして抵抗無くハマり込んで笑い転げていたのでした。
世代的にはまだまだBLと言う言葉は無くて、同人界隈では「やおい」とか言ってたのを思い出します。
で、当然逆の百合的な話もよく見て耐性がありまして、さる所で聞いた体験談も、さもありなんと抵抗無く受け入れております。(コレはこれ以上は言及出来ません!w)

真面目な事を言いますと、昨今のLGBTな世の中には、それもまた個人の自由や個性であると思う次第ですので、否定するつもりもございません。ただ、人類が自然界にて継続してゆくには、種の保存という意味で生産性が下がるのが勿体ないなぁ〜と漠然と思う程度でございます。
歴史的にも昔から存在してますし、生物学的にも発生して当然な事象です。なので現代日本に限った特殊な話でもございませんので、差別やイジメの対象にする様な事だけはしないように心がけましょう。

と、言っても自分が笑いのネタ扱いするのはどうなの?って感じもしますが、ソコハソレ、生暖かい目で見て下さい♡w

以上、不快に思われた方がいらっしゃいましたら申し訳ございませんでした。

 

 

う〜〜〜ん、全文削除されそうwww