上記動画は2017年のさくらパレードの京都市役所での交歓コンサートを後ろから撮影したものですが、普段は前で演奏しているプレーヤーの影でよく見えないパーカッションパートのパフォーマンスをはっきりと見ることができます。
御覧の通り、正確で力強いリズムを体全体でたたき出していて、これを笑顔いっぱいで演奏するところが魅力的です。これだけの技術を持ちながら、各人の担当パートはたいてい複数の楽器にわたっていて、誰かが所用や体調不良で出演できないときがあっても、ほかのだれかがカバーできるようになっているところも素晴らしいと思います。私もそうですが、このような京都橘のパーカッションチームのファンの方も多いのではないでしょうか。
さて、ここのところO-vilsファンクラブで、パーカッションパートだったメンバーたちが、なぜ京都橘でパーカッションチームに入ったかなどを語っていたのが興味深かったので少し紹介します。
まず、こまれさんは、最初はクラリネットを志望していたそうで、入部前にクラリネットを相当練習してかなり吹けるようになったのですが、入部前面接で先輩の前でクラリネットを吹いてみたところ、その時だけあまりうまく吹けなくてがっかりだったそうです。ただそのあとで、パーカッションを演奏してみたら、非常にうまく演奏できたのでパーカッションパートをやることになったということです。
小さいころからドラムをやっていた三田さんも、橘ではクラリネット志望で、実際一年の最初のころはクラリネットを吹いていたそうです。しかし、ある大会でパーカッションの人数が足りないのでチームに入ってくれと頼まれたので、その大会だけということでパーカッションチームに入ったのですが、なぜか抜け出せなくなったそうです。
ちっぴさんも実は木管楽器か金管楽器をやってみたくて、入部前に結構練習したらしいのですが、入部前面接で、まずパーカッションを演奏してみたところ、非常にうまく演奏できたのでもう君はパーカッションで決まりということで、練習してきた楽器は吹かせてももらえなかったと笑っていました。
ルイさんは最初からパーカッションパート希望だったそうですがその経緯がちょっと意外でした。ルイさんは中学三年の時に橘吹部に入るつもりで、定期演奏会を見に行ったのですが、その会場前でチケットを忘れていたことに気づいたそうで、泣きながらチケットを取りに帰って再度会場まできたところ、もうSingが始まっていた時で会場に入場もできなかったそうです。それでも少しでも近くで演奏を聴いといたろと思って、1,2年生が3年生の見送り演奏をしているところに近づいて演奏を聴いていたのですが、そこがバスドラムの近くで、その先輩のバスドラの演奏がものすごくかっこよかったので、橘ではバスドラをやると決意したそうです。入部の時に先輩にバスドラ志望ですと言ったら、今までそんなことを言ってきた人はいなかったといって驚愕されたとか。
みなさん、ほぼ偶然のような形で橘のパーカッションパートに入ったようですが、パーカッションが好きだったので必然的にそのパートを続けたというところでしょうか。来週10月3日にブルーメの丘のパレードがあるはずなので、今年の橘のパーカッションパートはどんな様子か見に行ってみる予定です。