今月のはじめ7/9に行われたO-vilsの公演にこっそりと行ってきましたので、忘れないうちにそのレポートなどをさせていただきます。
会場はロームシアター京都のサウスホールで、ロームシアターでも京都橘が定期演奏会を行ったメインホールではなく、その南側のやや小さめのホールですが、写真の通りコロナにもかかわらず結構多くの人が詰めかけていました。来ていた人はやや中高年男性が多かったようですが、若い人も徐々に増えてきたように見えました。ホールはキャパ716席らしいですが、前から70%くらいまでほぼ満席で後ろの方はPA機材などの置き場になっていたようです。
開演数分前に、“携帯を消音モードにしてください”とか”大声で声援しないでください”とかの場内アナウンスがあり、前回はこれをちっぴがカミカミでやっていてなんだか手作りライブ感があったのですが、今回は全然かまずに落ち着いた声でアナウンスされていたので、プロを雇ったのかなと思っていたら、最後に”以上、最近かるく髪を染めたミドリでした!”とのアナウンスで会場から思わず拍手が出てました。ちなみにミドリは115期の部長で、ニックネームはアロロ、アロエジュースのアロに黄色のロだそうです。Pasadena BandfestのI’ll be thereなんかでソロも吹いていた、私の一推しのアルトサックスプレーヤーです。
その後メンバー紹介から始まったステージですが、人数は増えてきているようで、覚えているところではトランペットが6人、トロンボーンが4人、カラーガードも6人に増えていて、音はどんどん厚くなってきていました。ガードのダンスも華麗で高速なものになってきていたように思えます。ただ、ベースとギターが管楽器の音に負けまいとしてか、以前にもまして大音量で、今回は私の感想ではうるさくて全体の演奏の邪魔になっているように感じられました。
演奏された曲は、プログラムが大行列になっていて買えなかったので正確にはわかりませんが、やや定番化してきたFireball, Livin’ la Vida Loca, You can’t stop the beat, Sing Sins Sing,007のテーマなどに加えてオリジナル曲が3曲ほど、それに松田聖子の曲とか、Amazing graceとかも入っていたと思います。それぞれ独自の振り付けがされていて、ミドリやユイ(クラリネット)やちっぴ(ショルダーキーボード)がソロを取っていたりして見ていてなかなか楽しめるものとなっていました。カラーガードのダンスは非常に高速に回転したり、足を緩やかに高く上げる、まるで東洋の武術のような振り付けもあり思わずはっとするくらいの美しさでした。
上記は、撮影可能だったオリジナル曲2曲ですが、皆様どうでしょうか。私の感想としては、ちょっとどちらもあまり印象に残るフレーズやメロディがなく、言ってしまえばちょっと退屈な曲に感じられました。まあこれは現時点の感想で、余り聞きなれていないからかもしれません。なおオリジナルの曲名は順にTrigger, Range of Oというようです。これに最近新曲Enchant parkというのが加わったとか。
というところで、どうもO-vilsは避難所ではあまり人気がないようですが、まあそういわずに一度見に行ってはと思います。これまでのO-vils公演はまだ学生の京都橘と違って料金がやや高かったですが、9/10には京都岡崎公園で代金は0円から観客が自分で決められるというイベントに出るみたいなのでそちらに行ってみてはいかが。イベントページに追記しておきます。