今週末は本当は京都でO-vilsの公演のを見てるはずだったのですが、延期になってしまいましたので急遽これも延期になっているブルーメの丘の橘のパレードについて書きたいと思います。
ブルーメの丘は駅からちょっと遠くて交通アクセスが悪いのですが、公園は広大でしかも橘単独のイベントなので、ほかのイベントに比べると余裕をもって近くから演奏を鑑賞できるものになっていると思います。上記動画は2019年4月のパレードで、私が最初にブルーメの丘に行って橘を見た時のものですが、実際現地に行って近い距離感でみると、音が動画より段違いに迫力を増して聞こえます。パーカッションの音なんかは動画だとポコポコと鳴っているだけのようですが、実際はもっと腹に響くように力強いです。プレーヤーの方も近くで観客の反応があると、ステージでやるときより楽しそうに演奏しているように見えます。実際この時のP隊長なんかは実に楽しそうにダイナミックに演奏していました。
昨年はコロナ騒ぎでこのイベントは中止になり、今年は4月にやるはずだったものが10月に延期になっていますが、もし開催できることになったら、北海道の某Jさんや九州の某Tさんなどまだ現地で橘を見たことがない方は、ぜひブルーメの丘に結集すべきかと考えます。
さて開催されるかどうかは、現在関西地方一帯に出ている緊急事態宣言が解除され、その後また蔓延するのを抑え込めるかどうかにかかっていると思います。緊急事態宣言解除はひたすら密を避け外出や移動を自粛し、こまめに消毒するなどしかないように思われますが、解除後に通常の生活を取り戻して再蔓延を防ぐにはワクチン接種を広めることが重要なのではないかと思います。
ただネット上にはワクチン接種を否定するようなデマやデマでないまでも不当にワクチンの危険をあおるような情報が飛び交っていて、なんとも腹立たしい限りです。
例えばmRNAワクチン開発元のファイザー社のCEOが"私はそれほど高齢じゃないし、健康だからワクチンは打ってない"と言った。というような情報が流れています。こういうことを聞くとじゃあ自分も打たなくてもいいかもと考えるかもしれませんが、これはデマというか情報の歪曲です。ファイザー社のCEOがそういうことを言ったというのは事実なのですが、これには話の続きがあり、そのあと”でも、自分が打てる番になったらすぐ打つよ。”と言っていて、実際しばらくしてワクチンを接種しています。つまり、彼の住む地域では高齢者と基礎疾患持ちの人に優先接種していて、これは彼の番が回ってきていなかったときのインタビューの前半だけを切り取っているものなのです。
また、mRNAワクチンは治験が終わっていないので、治験中のワクチンを接種するのは問題だし危険だ。などという話も流れています。これもほとんどデマで、実際にはワクチンの安全性と有効性を確かめる第三層治験は終わっていて安全性と有効性が確認されワクチンの使用は承認されています。現在行われているとされる治験というのは、より長期の持続性などを確認するためデータを取り続けているというだけのことです。
さらに、mRNAワクチンは長期的安全性が全く分かっていないので危険である。などというような噂も流れています。mRNAワクチンが使用されはじめてからまだ一年と少しなので、確かに実験的な長期的データはないのですが、安全性が全くわからないなどというのはデマです。実際は、mRNAは接種後数日以内に分解されることから、長期的に何か悪影響が出ることはほとんど考えられず、開発元の米国でも長期的な副反応はほとんどありえないとされています。
ちなみに、私の勤務先は高齢者施設なのでワクチンの優先接種が受けられて6月末までに私自身も含めて従業員30名ほどの9割くらいの人がすでにファイザーのワクチン2回接種済みです。そのうち3割くらいの人に特に2回目接種後に発熱や頭痛などの副反応がありましたが、すべての人が2日以内に回復しました。そして、幸いまだだれもコロナに感染していませんし、もちろん接種直後の副反応以外でワクチンによって体調を崩した人もいません。
ということで、ワクチンは少なくとも私の知る限りでは安全で有効ですので、打てる人はワクチンを接種して、10月にブルーメの丘に集合しましょう。