第37回全日本マーチングコンテスト

またまたちょっと遅れての投稿ですが、去る11月17日に大阪城ホールで行われた全日本マーチングコンテストについてちょっとレポートです。

このチケットは抽選制で私は申し込んでハズレだったのですが、Waterさんやアナログさんが複数枚当たったってことだったので、運よく余分の分を譲ってもらうことができました。ご両人ありがとうございます。

私は京都橘が出場する高校生後半の部から見たのですが、キャパ16000人の大阪城ホールがほぼ満席ですごい熱気でした。ランチを食べたり席にたどり着くのも一苦労です。

後半の部は、割と小編成の高校から始まったのですが、全国大会に出るだけあって、演奏もマーチングもうまいですが、ただ大編成のところと比べるとどうしても迫力で負けてしまうところがあるように思います。

後半の部で京都橘以外で印象に残ったのは千葉の柏高校や習志野高校、京都の両洋高校、熊本の熊本工業や玉名女子高校でした。中でも習志野高校は繊細な音も迫力のある音も出ていてこれはまず金賞だろうなと思わせる演奏・演技でした。

京都橘は11番目の登場でしたが、ファンファーレから始まる演奏は音も美しく、低音、中音、高音のバランスもとれていて、リズムも心地よく、時折入るソロも表情豊かでした。マーチングも複雑な動きを正確にこなしていて文句なしです。終わったときはこれは今年も金賞をとれただろうと確信しました。マーチングコンテストは撮影禁止なので動画はアップされてないと思いますが、出雲でやったものと構成は同じなので、これでも見て雰囲気を味わってもらえれば幸い。

今回も成績発表まで見ることができたので、その時の様子も少し。始まる前に運営の方からアナウンスがあり、賞を取ったときの歓声は3秒までにしてくださいとのことで、ちょっと笑ってしまいました。

発表の前には、演奏した各チームが観客に交じって観客席に整列していて、発表を待つのですが、私の席のすぐ隣には京都両洋が座っていてやや緊張気味に見えました。京都橘はホールの向かい側でちょっと距離があって様子はよくわかりませんでした。ただ、各高校の様子をモニターに映し出す時間があり、京都橘が大きくモニターに映し出されたときがあったのですが、その時京都橘のだれか二人が手で大きくハートマークを作ってアピールしていて、会場からはちょっと笑いが漏れていました。さすが京都橘、余裕をかましています^^

で、結果はみなさんご存じと思いますが、京都橘は4年連続金賞ということで、おめでとうございます。今後もこの調子で頑張ってください。あと、この賞にこだわることなく、自分たちのやりたい演奏や演技を追及してほしいですね。

ところで後で聞いた話によれば、ハートマークを作っていた二人のうち一人は長女ザウルスさんだったそうで、さすがです。会場を出たところで、金メダルチョコというのが売っていたので、買ってザウルス姉妹にプレゼントしておきました( ´∀` )

ガラシャ祭り@長岡京市

このところイベントが目白押しですね。
先週の日曜日はガラシャ祭りに行ってまいりました。

昨年は現地まで行ったのに雨で橘は中止、二年越しでようやく初ガラシャを堪能させてもらいました。
始まる前は、これが今年度最後のパレードになるのかなぁ、と少し寂しく感じましたが、始まればいつも通りのパワー全開で思いっきり楽しませてもらいました。
しかしすごい人だかりで沿道を進むのも一苦労。いつも通り人気の高さを感じました。
途中、お店の二階からノリノリで応援しておられた人たちも見られ、皆さん楽しんでおられたようです。

11月ですがまだ暑く、数日前までの雨予想に反して日差しも感じられ、生徒さんも汗をかきながら頑張って演奏してくれました。


みんな浮いてます。すごい。

明日は全日本マーチングコンテスト。
素晴らしいパフォーマンスを楽しみにしてます。
頑張ってください。

ふしみなーとハッピーコンサート

昨日、伏見港公園で開催されたふしみなーとフェスタ2024のふしみなーとハッピーコンサートに出かけてきました。

海がない京都市内の伏見区になんで港がと思う方もいるかもしれませんが、伏見は淀川水系とつながっていて、江戸時代では大阪湾から瀬戸内海一円にかけての水運の拠点であったようです。伏見に到着した荷物や旅客は、人工的に作られた高瀬川などをさかのぼって京都市内中心部へ送られたそうです。

私の松山の友人で、伊予大洲藩の武士の子孫だという人は、先祖が参勤交代の時に、大洲市を流れる肱川から船出して、瀬戸内海を渡り淀川をさかのぼって伏見に上陸しそこで歌を歌って旅の無事を祝ったという話をしてくれたことがあります。

まあ、そんな古来より栄えている伏見みなとで開催されたコンサートですが、出演は京都すばる高校、伏見中学校、京都橘高校でした。いずれも地元の学校ですが、関係者も多いのかかなり観客は多く、人垣ができてしまって見物にはちょっと苦労します。すばる高校や、伏見中学はスタンダードな座奏スタイルでしたが、ポップな曲を楽しそうに演奏していて人気を博していました。

京都橘は、昨年とは違ってオレンジの正装で登場、マーチングステージで以下の曲を演奏したと思います。

1.Winter Games
2.Celebration
3.Thriller
4.You can't stop the beat
5.Over the rainbow
6.Sing Sing Sing

ローズパレードを間近に控えていることからか完成度は高く、さすがの演奏でした。ダンスもCGのカニちゃんなどがダイナミックな演技で盛り上げています。あとYou can’t stop the beatでは歌声も入れていて表現の幅が広がっていると思います。ただほとんど日本語の歌詞なので、ローズパレードでアメリカ人に聞かせるのならば、英語の歌詞で歌ってもいいんじゃないかなとは思います。Down by the riversideなんかは英語で歌えば受けそうな感じがしますがどうでしょうか。

アナログさんもこのコンサートを見ていたそうですが、近くに親子連れがいたので話しかけたら、京都橘吹奏楽部志望の中三生だったそうで、京都橘はこういう地元での地道な活動で、新入生やファンを増やしているんだろうなあと感じた次第です。

今日はこれから長岡京でのガラシャパレードに出かけてきますのでこの辺で。

マーチング・カーニバル in 別府 2024

去る10/26-27日に恒例となったマーチング・カーニバル in 別府に出かけてきましたのでその感想などを。

別府のマーチングカーニバルは今年ですでに4回目ですが、温泉もあるし自宅からも遠くない(四国松山からで海を渡りますが)ので、私は4回目の参加で皆勤しています。今年は別府市制100周年記念ということで、なにやら一段と盛会だったようです。

ステージは10/26の前夜祭から始まるのですが、京都橘は第一部の精華女子とのコラボステージに登場で曲目は以下だったように思います。間違っていたらご指摘ください。

1.Fanfare for Tachibana
2.September
3.怪獣のバラード
4.We are the world
5.宝島
6.風になりたい(精華女子とコラボ)
7.Sing Sing Sing(精華女子とコラボ)

ファンファーレは何度もやっているからかさすがに音の響きが美しく、その前に別府の地元マーチングバンドが全体の開始イベントとしてやったファンファーレより良かったように思います。Septemberはノリも良く良かったですが、それより今回は怪獣のバラードが、コーラスも厚くなり、カニ娘さんのエレキベースのビートが効いていて一番良かったように感じました。

あと、今回の宝島はサックスソロが替わったようで、演奏は例年の伝統なのか非常にうまかったのですが、例年になく楽譜通りではなくオリジナルの華麗なソロを吹いていたのが印象に残りました。

ちなみにSing Sing Singは精華女子のCGもダンスをしていて、さすがに精華女子CG、京都橘CG隊に全然負けてませんでした。むしろ精華女子CGの方が動きが良かったかも^^

第二部はDRUM TAOと地元のBEPPU♨Anba in 'Blue Birds!'とかいうマーチングバンドの演奏だったのですが、イケメンのドラマーを多数そろえて力強い演奏でした。ただ、演奏時間が長かったのもあって第一部の華麗な京都橘&精華女子に比べると、ちょっと退屈だったような^^;地元の若い女性には大人気だったようですが…

さてその夜はこのブログメンバーと日付が変わって翌日になるまで飲んで、翌日はメインのマーチング・カーニバルです。

(前田慶次郎さん)

オープニングのパレードは天候が危ぶまれていたのですが、さすがというかなんというか、なぜかパレードの開始時に会場周辺だけ雲が切れて青空が見え絶好の環境でした。

京都橘は例年通り大トリで19番目の出場で、例年通りハロウィンの仮装にも凝っていました。バナーの二人は鼻付きの子ブタで攻めていましたし、CGのカニ娘さんは今年は別の甲殻類に変えるんじゃないかと噂がありましたが今年も去年と同じカニで印象付けました。トロンボーンの二人は一瞬チョウチンアンコウのように見え、カニと合わせた海産物路線かと思いましたが、よく見るとあれはピクミンだったのかもしれません。長女ザウルスさんは、まんまザウルスのカチューシャで異彩を放ってました。全体的に、アラレちゃん帽子、園児の帽子、ペンギン、バナナ、ヤギ(?)など奇抜なものが多く見ているだけでも楽しめます。

演奏はアップテンポで陽気なものが多く、ステップも多彩かつ華麗で、やはり他のチームとは一線を画するものがあると思います。来年のローズパレードでもきっとアメリカの観客を魅了するでしょう。

ちなみに長女ザウルスさんは少し前に足を痛めていたそうで、ちょっと心配だったのですが、パレードではそんなことを全く感じさせず、笑顔でステップを踏んで演奏していて楽しそうでした。ただ、無理はしないでね。

今年は日曜も別府泊にしたので、午後からのマーチングフェスタも見ることができました。参加チームはM協系と思われるバンドが多かったようです。M協系は何かテーマを決めストーリー性を持たせてステージを演出しているようなのですが、見ていてもテーマというかストーリーみたいなものが私にはあまり見えてこずに、やたらパーカッションと金管の音が大きく聞こえ、ちょっと苦手です。

京都橘は以下の演目で演奏し、楽しめる安定のステージだったと思います。1-4曲はマーチングコンテストと同じ曲目で、マーチングもコンテストとまったく同じで素晴らしい演奏・演技でした。

1.Fanfare for Tachibana
2.His honor
3.Limelight
4.The Sing!
5.Celebration
6.Dancing Queen
7.You can't stop the beat
8.Thriller
9.Moonlight Serenade
10 Sing Sing Sing

すべての演奏が終わった後、Mattさんとホテル近くのクラフトビール屋にいって、大分名物とり天をつまみに地ビールを飲んで、その後別府の温泉に入り、別府満喫で今回もなかなか良いツアーが過ごせたと思います。

(st&橘ファミリーバンド)