昨日、伏見港公園で開催されたふしみなーとフェスタ2024のふしみなーとハッピーコンサートに出かけてきました。
海がない京都市内の伏見区になんで港がと思う方もいるかもしれませんが、伏見は淀川水系とつながっていて、江戸時代では大阪湾から瀬戸内海一円にかけての水運の拠点であったようです。伏見に到着した荷物や旅客は、人工的に作られた高瀬川などをさかのぼって京都市内中心部へ送られたそうです。
私の松山の友人で、伊予大洲藩の武士の子孫だという人は、先祖が参勤交代の時に、大洲市を流れる肱川から船出して、瀬戸内海を渡り淀川をさかのぼって伏見に上陸しそこで歌を歌って旅の無事を祝ったという話をしてくれたことがあります。
まあ、そんな古来より栄えている伏見みなとで開催されたコンサートですが、出演は京都すばる高校、伏見中学校、京都橘高校でした。いずれも地元の学校ですが、関係者も多いのかかなり観客は多く、人垣ができてしまって見物にはちょっと苦労します。すばる高校や、伏見中学はスタンダードな座奏スタイルでしたが、ポップな曲を楽しそうに演奏していて人気を博していました。
京都橘は、昨年とは違ってオレンジの正装で登場、マーチングステージで以下の曲を演奏したと思います。
1.Winter Games
2.Celebration
3.Thriller
4.You can't stop the beat
5.Over the rainbow
6.Sing Sing Sing
ローズパレードを間近に控えていることからか完成度は高く、さすがの演奏でした。ダンスもCGのカニちゃんなどがダイナミックな演技で盛り上げています。あとYou can’t stop the beatでは歌声も入れていて表現の幅が広がっていると思います。ただほとんど日本語の歌詞なので、ローズパレードでアメリカ人に聞かせるのならば、英語の歌詞で歌ってもいいんじゃないかなとは思います。Down by the riversideなんかは英語で歌えば受けそうな感じがしますがどうでしょうか。
アナログさんもこのコンサートを見ていたそうですが、近くに親子連れがいたので話しかけたら、京都橘吹奏楽部志望の中三生だったそうで、京都橘はこういう地元での地道な活動で、新入生やファンを増やしているんだろうなあと感じた次第です。
今日はこれから長岡京でのガラシャパレードに出かけてきますのでこの辺で。