黄檗エンジョイフェスタin萬福寺

先月はたくさんイベントがあったのですが、九州編はともちちさんまたはWaterfordさんがレポートしてくれそうなので、私は萬福寺のイベントについてレポートします。

京都市の南方、宇治市にある萬福寺は日本に伝えられた禅宗である臨済宗・曹洞宗・黄檗(おうばく)宗のうち黄檗宗の大本山です。臨済宗の南禅寺や天龍寺、曹洞宗の永平寺などにくらべるとちょっとマイナーかもしれませんが、三大禅宗の中の一つの大本山ということで広大な敷地に立派な建物群を備えた巨大寺院です。

萬福寺は他の禅宗に比べ、比較的最近の江戸時代の初めに中国からやってきた隠元隆琦(いんげんりゅうき)によって創建されたと伝えられます。この禅師は名前の通り中国から日本にインゲン豆を持ってきたとされますが、それだけでなくスイカやレンコン、孟宗竹や木魚も隠元禅師がもたらしたとされています。

持ってきた木魚の原型といわれるものが以下の写真でなんだかちょっとユーモラスです。

萬福寺の魚梆 Wikipediaより

他にも、弥勒菩薩の化身といわれる布袋さんの像もあり、これもちょっとおどけた感じがします。

萬福寺天王殿の布袋像 Wikipediaより

これだけ見るとなんだかゆるゆるな寺という感じもしますが、この寺での実際の修業は厳しいものだそうで。

そんな萬福寺で今回おそらく初めて開催された黄檗エンジョイフェスタin萬福寺に京都橘が招待されたので見物に行ってきました。このイベントはマルシェ、パンの販売会、煎茶道の大会、コンサートなどからなる複合イベントで、京都橘は5/20の午後14:30からのエンジョイコンサートに参加することになっています。

京都には前日から来ていて、午前中はちょっと暇があったので少し近郊をぶらついてみました。萬福寺のすこし北方の伏見区には世界遺産の醍醐寺があり、南方の宇治市中心部にはこれまた世界遺産の宇治上神社や平等院がありますが、今回は萬福寺から電車で5分くらいの平等院に行ってみました。平等院はもともと光源氏のモデルといわれた源融(みなもとのとおる)の別荘で、のち藤原道長の息子の藤原頼通が西暦1052年に寺院に改めたものとされます。境内には言わずと知れた鳳凰堂や阿弥陀如来像をはじめとする国宝も多数あり庭園も美しく、これらが1000年以上前からあるものだと思ってみるとなかなか感慨深いです。

平等院鳳凰堂 2023/5/20 ike撮影

さて昼頃になったので、平等院を出て萬福寺に向かうことにしました。お寺の境内でのイベントだから無料かなと思っていたら、しっかり拝観料500円を取られます。中に入って、マルシェやらパン販売コーナーやら境内を一巡りして演奏会場と思われる本堂前に行ってみると、ともちちさんやDiablo一家、アナログさんWaterfordさんなどを発見。みなさん早めに来て席を確保していたようです。イベント場所がちょっとマイナーなせいか、天候不順のせいか橘参加のイベントにしては観客はちょっと少な目な感じがしました。なお、寺の境内とはいえビールや軽食を出すキッチンカーもあったので軽くランチを食べて演奏会の開演を待ちます。舞台のセッティングは一番人数の多い京都橘の生徒がやっているようで、長女ザウルスさんも忙しそうに働いています。

今回のコンサートは京阪沿線の高等学校の吹奏楽部によるものということで、東宇治高校、京都翔英高校、京都橘高校の順で演奏が開始されました。東宇治高校、京都翔英高校の演奏は悪くはないのですが、人数が少ないせいかちょっと音の厚みにかけていたような気がしました。さていよいよ京都橘の演奏となりますが、屋外とはいえ本日は座奏スタイルで黒パンツに白いワイシャツと金色のネクタイといった格好で登場です。

演奏された曲は以下だと思われます。
・Fafare for Tachibana
・ジャパニーズ・グラフィティ XII
   ・銀河鉄道999('78 TV版)
   ・宇宙戦艦ヤマト
   ・銀河鉄道999('79 劇場版)
 ・となりのトトロメドレー
   ・イントロ(風のとおり道)
   ・さんぽ
 ・五月の村
   ・風のとおり道
   ・ねこバス
   ・となりのトトロ

さすが京都橘ということで、コントラバスなんかも入って音の厚みが全然違います。しかも入部してからまだひと月ちょっとのはずの新入生も入っているのにもかかわらず、乱れが全然なく表現も豊かです。もしかして新入生は選ばれたメンバーだけだったのでしょうか?なおわれらが長女ザウルスさんは1stクラリネットの三番目で実に堂々と演奏していました。

個人的にちょっと感じたことは、選曲が素直な明るい曲すぎるような気がしました。もうちょっと癖のある複雑なリズムの曲をやってもよかったんじゃないかな。後、パーカッションははっきりと指摘できるわけじゃないけど例年のキレにかける気がしましたが皆さんはどう思われましたでしょうか。

とはいえ演奏には満足でした。終わった後は反省会でともちちさん紹介の伏見のビストロにいってフランス談義などをしながら今年の京都橘について語って今回のイベント終了ということにしました。長くなってしまいましたのでこの辺で。次回はケセラさんよろしくお願いします。

 

よ〜うきんしゃった!

どんたく&海ノ中道は私がレポートするしかない!!!…ということで。6月入る前に何とか投稿しようと思ってたらwもう6月ですなぁ。今月は末に3000人ファイナル!仕事休めるかしら(;_;)

5月はイベント多かったですが、先ずはココから。

 

以前から橘ファン九州勢は、「いつかは『どんたく』に!」の声を心の底から発していた橘パレードですが、とうとう叶いましたね。その前に2年連続の別府マーチングやハウステンボスがありましたので九州初上陸と言う事ではありませんが(一般公開無かった長崎は…)、「どんたく」となれば扱いが別!GW中の行楽客数日本一の九州最大イベントです。あまりに人が多くなるので、たとえ福岡県民でも私を含む田舎者達は1度行けばウンザリして二度と行かないというお祭り騒ぎでございます。もちろん京都の祭りに比べると大したもんでは無いんですけど。基本、博多んもんは祭り好きでして、山笠なんか開催期間前から仕事してないですからね。で、「どんたく」なんかでも現地参加の皆さんに見て頂けたパレードコースや市役所前広場以外に多数のイベントが市内各所で開催されるので、どこ行っても人だらけなんですわ。

 

さて、いつものワタクシ投稿はだいたい珍道中記なんですけど、珍要素は省きます。私の珍道中記のファンなどいらっしゃらないと断定してますので。

 

博多の街の、いつもなら車だらけの通りを封鎖して行うパレード。チビっ子からお年寄りまで、参加団体は凄い数です。時間差はあれど集合場所は冷泉公園。(お祭り本隊はその近くの神社です。)どちらも全国的知名度が少しばかりある中洲川端商店街からは直ぐの所です。早朝入りしたワタクシは神社にお参りをすませ、冷泉公園に向かいます。……誰もおらんwwwパレード自体が午後ですからねw

念の為、パレードコースの下見を兼ねて福岡市役所まで移動。サックス親父を撮影し、昼食後に再度冷泉公園集結!と思いきや避難所民は誰もおらんw撮影の大御所組もパレード開始位置でスタンバイとの事で、公園にはワタクシ1人だけで御座る。あまり見た事の無い、九州勢らしきファンはチラホラいますが、大半は他団体参加者の御関係者の様子。ikeさんも、地下鉄の新線に乗ってパレードゴールの市役所まで行ってからの到着らしく、私ひとりで会場入りする橘吹部をまっておりました。

そして〜!来ました来ました!バスまでは見てませんがオレンジ色が続々と徒歩にて冷泉公園に入って来ました。先の出場団体がリハしていますので、場所が空くまで?待機状態。ソレを遠目に眺めてる怪しいワタクシ。しばらくしてからikeさん登場。そうして橘は順番来て音出し開始ですわ。避難所1推しさんも見つけまして、シッカリ遠目に応援です。某アナログさんのガッツポーズのような自己アピールは控えましてwそうこうする内にパレード・スタート位置への移動となります。ikeさん早速ビール補給。途中Waterfordさん御家族にもご挨拶出来ました。

ココからは投稿動画が沢山ありますので解説は不要ですね。良くある並走しながら立ち止まるを繰り返す観戦スタイルで頑張りました。Waterfordさんは撮影の合間に、私は撮影無しですので歩きながらの手拍子で盛り上げまして、沿道の一般客の皆さんもつられて手拍子してくれたことに個人的に満足しながら、比較的バナー位置狙いで人で溢れる沿道を進みます。地元福岡をオレンジがパレードする光景を楽しませて頂きました。タイミング合わずに隊列に手を振り返せたのは数度だけでしたが、笑顔の競演、素晴らしかった〜。ま、Twitterでも話題にした福岡ならではの難点もございましたが、精華のキビキビしたパレードに馴染んだ博多ん衆も、ダンス多めで演奏行進する橘にはカナリ魅せられた事だと思います。所々で聴こえた「かわいい!」とか「すごい!」とかの声が超嬉しかったですね。パレード・ゴールは九州一のオサレな街、天神ですので綺麗なおねいさんも沿道に沢山いますが、ソコからも「かわいい〜〜♡」の声。いやぁ、なんか父兄の気分で嬉しくなっちゃいましたわ。オレンジ正装なら可愛い〜の声が更に大きかったと思いますけど。暑さ対策?か1年生のオレンジデビュー予定を先にしたのか不明ですが、さほど暑くは無かっただけ少し残念。精華はジャージでなく、あのユニフォームですからね。

要所では数枚ですがバナーさん位置での撮影もさせてもらいました♡

ゴールの市役所前広場でのドリルステージは物凄い観客でして、パレード並走組は後方からしか観戦出来ませんでしたわ。コレは仕方ない。チラ見えで、ドリルはやはり2・3年生でしたが、人垣の隙間から観戦いたしました。こちらも動画多いから詳細不要ですね。

若めのカップルが、「何これ何処がやってんの?(男)」「京都橘!知ってる〜!(綺麗なオネイさん)」みたいな会話もしてまして、さすがの知名度というか、まだまだ一般には知られてないというか、微妙〜な感じでしたが、知ってたオネイさん、

nice(๑•̀ㅂ•́)و✧

観客の中には去年の私同様に、行きたくても京都まではなかなか行けない高齢ファンが、冥土の土産とばかりに感激しつつも、マナーなんか知りませんので控えている生徒さん達に声掛けまくりでwでも聞こえてくる分には感謝の言葉が多かったでしょうかね。コレにてどんたくでのイベントは終了でございます。

 

……えっ?…………えっ?、反省会と、あと海ノ中道はどうしたかって?……

ネタの温存しても仕方ないですけど、1本が長くなってもと思いましたので、次の機会にでもと考えております。投稿ローテが早まるのか否かw