ローズ報告演奏会@京都橘高校

去る1月25日、京都橘高校のフェスティバルホールで行われたローズパレードの報告演奏会に行ってきましたので、ご報告をします。

京都橘高校内のフェスティバルホールで、一般人が鑑賞可能なコンサートが行われたのはたぶん2018年の年末の定期演奏会が最後ではないかと思われ、今回の開催はたぶん6年ちょっとぶりになるのではないでしょうか。入場チェックは結構厳格で、開場30分まえ以前は現地立ち入り禁止で、入場時には主催者から送られたメールのプリントアウトと、写真付きの身分証をひとりひとりチェックされ、ホール内はもちろん校内も全面撮影禁止でした。というわけで、会場の写真はないのですが、京都橘フェスティバルホールは、高校のホールとしてはかなり立派なもので、キャパ1,020人ほどらしいのですが、当日はステージ前の列数列を除く1階席に観客を入れていて、2階席やサイドの席は空席のままで、たぶん6-800人くらい入っていました。

定刻を少し過ぎてコンサートが始まりましたが、卒業生もかなり参加しているため、ステージがやや狭く見え、ちょっと窮屈そうでした。演奏されたのは曲目リストのとおりです。多分、1と2がチャリティコンサートで演奏された曲で、3がバンドフェストで演奏されたもの、4がロースパレード本番で演奏されたものではないかと思われます。

最初の3曲は、客演指揮ということで、グリーンバンド協会の名誉会長である、内藤淳一氏によって指揮されました。最初はささやくようなパーカッションから始まったのですが、すぐ大音量が響きわたり、なかなか迫力のある演奏でした。ちなみに1曲目は内藤氏自身が作曲した曲であり、3曲目は自らが編曲した曲なので、ちょっと力が入ったのかもしれません。なお、3曲目の5.5milesという曲はローズパレードに向けて作曲された歌詞付きの曲で、途中の"Five point five miles~"という歌詞が印象的な曲でした。この曲の作曲者である稲木真司氏も会場に来ていたのですが、この人の経歴がちょっと変わっていて、東北大学で物理学を学んだあと、米国に渡ってブリガムヤング大学などで音楽の研究をして博士号を取り音楽の指導者になったという人のようです。

4曲目の怪獣のバラードは、いつものように演者が観客席まで下りてきてダンスをしながら歌を歌い、着ぐるみザウルスも登場して大盛り上がりでした。この曲が受けるのは見た目がにぎやかで、曲も親しみやすいメロディーと歌詞であるというのもありますが、リズムがわかりやすくて手拍子が入れやすいというというのがポイントではないかと思います。ちなみにお約束で、一匹のザウルスからは空気が抜けてしぼんでいきながら退場していきました^^

それから力強い愛の賛歌の演奏に続いて、ステージマーチングですが、とにかく大人数で大音量で熱気のこもった演奏で、ダンスもいつもにもましてキレがあり、圧倒される演奏・演技でした。特にRunaway Babyはこれまでで一番良かったように思います。

その後、少し休憩をはさんで、ローズパレードのビデオを大スクリーンに投影して流していたのですが、これは編集がうまくないのか、機材の扱いに慣れてないのか、たびたび中断で画面が真っ暗になり、ちょっと残念でした。

その後多分3の部分からは、演者がとにかく大人数だったので、十分に動けるスペースを作るためか、すべての木管楽器奏者が観客席に降りてきて、金管楽器奏者がステージに残るという珍しい形式で、会場全体で演奏演技をしていました。観客席の通路や壁際は十分に広くはないので、ちょっと窮屈そうではありましたが、サックスやフルートの音が間近で聞こえるので大迫力でした。特にShow Me How You Burlesqueは凄い迫力で絶品でした。最後のSing Sing Singも、しばらく演奏されなかったトロンボーンのグリッサンドのフレーズが復活していて素晴らしいものだったと思います。

総じて、このコンサートはここのところ日本で行われたコンサートでは最もよかったように思います。帰り際には上記のような京都名物八つ橋などが入っているお土産ももらいましたし。smiley

ちなみに終わった後、来ていたMattさんやWaterさんと近くの伏水酒蔵小路で軽く飲んだのですが、隣で飲んでいた別グループの二人もこのお土産袋を持っていたので、Mattさんが話しかけたところ、鹿児島から来たという方々でした。さすが京都橘は全国的にファンがいるのですね。全世界的にも有名になっているようなので当然かもしれないですけどdevil