東海吹奏楽コンクール

次の日曜日は東大阪八戸ノ里コンサート、次の週末土日は別府マーチングカーニバルということで、気候も良くなりイベントも増えてきたようで皆様週末の計画はいかがでしょうか。(イベントページ更新しています。)

ただ、今回はちょっとさかのぼって8月24日に行われた東海吹奏楽コンクール中学生A部門について書こうと思います。なぜ地元でも京都でもない東海地区のコンクールに行ったかというと、これは県大会を勝ち抜けた次女ザウルスさんの学校が出るということを聞いたからです。

ご存じの方もいるかと思いますが、次女ザウルスさんは1年ほど前に京都橘を目指すことを決意したようで、それから中学での吹奏楽部のパートリーダーになって猛練習をして、見違えるようにしっかりしてきました。で、今回見事県大会を突破して東海地区大会に出るということになったので、これは見に行かねばなるまいと思って会場のある三重県津市まで行ってきたわけです。

会場は午前午後で入れ替えがあるので、私は午後の部から見たのですが、最初の学校の演奏を聞いたときから演奏のレベルが高くて驚きました。みんな相当にうまくて、京都の高校の府大会のレベルとそんなに違わないように感じられました。やはり楽器演奏などは若いうちから才能のある人は力を発揮できるんでしょうか。

続くどの学校も、人数もそろっていて多彩な楽器で演奏も美しく聞こえました。ある学校などはブリュッセルレクイエムなどの相当難しそうな曲をちゃんとこなしていて、次女ザウルスさんの学校は大丈夫かどうかちょっと心配になってくるくらいでした。

次女ザウルスさんの学校は7番目の出場でしたが、結論から言うと、私の心配は根拠のないものでした。次女ザウルスさんの学校はおそろいのスーツを着て現れ、見た目も洗練されている感じで、人数も他の学校より多いくらいで、演奏も他の学校に負けず素晴らしかったです。曲は課題曲は3のメルヘン、自由曲はカルミナ・ブラーナを編曲したもので選曲も悪くなく、音の響きも良かったように思います。次女ザウルスさんは私の席からはちょっと見にくいところだったのですがフルートとピッコロを吹いて頑張っていたようです。

全校の演奏が終わった後、今回は入れ替えなしで審査結果発表まで見ることができました。私はこの審査結果発表は初めて生で見ました。各校に金賞とか銀賞とか言われるたびに悲鳴やため息、歓喜の声が上がり会場は熱気につつまれます。次女ザウルスさんの学校は17番目の発表でしたが結果は金賞で、演者や保護者が固まっている一角からは悲鳴のような声とひときわ大きな拍手が上がりました。同じ県から出場しているほかの2校はいずれも銀賞だったので、同県では一位確定です。

その後、全国大会に出場する代表3校の発表ですが、一緒に見ていたAさんは”これはいけるんじゃないか”といっていて、見ていた私もちょっと期待してしまいます。早々に代表2校が発表され、残り金賞3校から代表が後一校選ばれることになり、その中に残っていたので確率1/3ということになりましたが、最後の代表は一つ前に金賞をとった学校に決定し、残念ながら代表には選出されませんでした。後日聞いたところによると東海地区の採点では第4位だったようで、ほんとにあと一歩のところで代表を逃してしまったようです。

会場を出る前に、次女ザウルスさんが出てくるところに出会ったので、“県一位だったね。おめでとう。”と声をかけたのですが、突然次女ザウルスさんが目に涙をにじませて泣き出しそうになったのでちょっと動揺してしまいました。察するに、全国大会出場を目指して頑張ってきたのに目標が果たせず悔しかったんじゃないかと思います。我が身を振り返ってみると、中学校で部活の試合に負けた時に泣きたくなるほど悔しがるなんてことはなかったので、次女ザウルスさんは吹奏楽にかける意気込みが私なんかとは全然違うと実感しました。

ただ、これも次女ザウルスさんの良い経験となり、来年はきっと新たな精鋭として京都橘に参加することになるでしょう。頑張れ次女ザウルスさん!