去る12月4日土曜、京都テルサホールにて行われたWe Are O-VILS Vol.1ライブにこっそりと行ってきましたので、少しそのレポートをいたします。(出演者の敬称を略します)
上の画像は開演約40分くらい前の京都テルサホールの外観で、なんだかひっそりとしているのでもしかして観客がすごく少ないのかと思ってやや緊張しながら会場に向かいました。内部の撮影は禁止されていたので会場内部の画像はありませんが、入場してみると感染対策で席は間引きしてあるものの、キャパ最大800人程度の会場で一席置きの配置で約400名ほどが入っていて、けっこう盛況でした。外観がひっそりしていたのは、今回は入場手続きがスムーズで全員が速やかに会場に入場できていたからのようです。客層は相変わらず中高年男性が多めですが、以前よりは若い男性、若い女性の客がふえてきているように見えました。
さてほぼ定刻通りに橘テンションから始まったステージですが、今回はゆいなの叩くドラムに合わせてメンバー紹介からのスタートでした。今回の目玉はライちゃのショルダーキーボードでの参加でしょうか。ライちゃはやや緊張気味のようにも見えましたが、ちゃんとステップを踏んで楽しそうに演奏していました。ただ電子楽器に慣れていないのか、自分の音がよく聞き取れていないようでややぎこちないところも見えました。パーカスはこの二人に加えてちっぴのみで、ちっぴはいつも通りパワー全開で満面の笑顔で演奏・ダンスをしていましたが、るいやこまれは土曜の部は休場だったようでちょっと残念。あとサックスはみどりをはじめとしてバリトンからテナー、アルト、ソプラノまでそろえた5人でけっこう充実しています。またカラーガードもあやか、まふらん、みつきなど5人に増えていて、ダンスもキレを増していて迫力十分でした。ちょっと気になったのはクラリネットのゆいの欠場で、日曜の部にも出なかったようなので辞めてしまったのかもしれません。あとはトランペットが二人でトロンボーンが一人で、日曜の部ではこれにそれぞれもう一人づつ増えるようで、金管楽器も厚みを増してきた感じです。
演奏した曲としては、Fire ball, TRIESTEZA, You can’t stop the beat, Sing Sins Singなど、橘114-116期で良くやっていた曲に加えて、Uptown Funk, Livin’ la Vida Loca, Isn't she lovely, 渚のシンドバッド, Jump in the lineなどたぶんO-vilsで初めて演奏する曲なども増えてきていました。個人的にはやっぱり一番まとまっていて迫力があったのはSing Sing Singですが、Livin’ la Vida Locaはノリもよくよかったですね。郷ひろみが歌っていたもののイメージが強いですがそれよりはよかったような。あと、渚のシンドバッドよりは勝手にシンドバッドの方をやってほしかったかな。White ChristmasやAmaging Graceなどスローな曲も演奏していましたが、バンドとしての演奏ではなく一部の楽器のみの演奏でした。バンドとしてスローな曲も演奏できるようになればいいんじゃないかと思われました。
総じてなかなか良い出来だったと思いますが、私が感じた問題点としては、まず力のあるパーカッション奏者が何人もいるのにそれを生かしきれてないように思えました。ゆいなだけではなく、ちっぴやこまれやるいやライちゃのドラムも聞いてみたいし、打楽器がもっとあってもいいようにも思えます。あとはやはり踊らないギターとベースはちょっと違和感を感じます。踊らないエレキギターは、特に演奏の邪魔をしているというわけではないですが、音的にもリズム的にもビジュアル的にも必要がないように思えます。ベースに関してはスーザの音をかき消してしまっているのと、踊らないところが気になります。ゆるモワ!かるいがベースに回って踊るベーシストになるとか、踊るスーザを増やして踊らないベースをなくすといいんじゃないかなどと妄想してしまいます。
とこんなところで。今週末は京都検定の試験があり準備に忙しいのでちょっと早めに投稿します。次はケセラさんよろしく。