マーチング・カーニバル in 別府

去る10/30-10/31に開催されたマーチング・カーニバル in 別府2021に出かけてきましたので、その感想などを。

まずここ四国松山から別府に行くのに、なんとなく直行便の飛行機で近くの空港まで行ってそこからバスかなと考えて、福岡空港経由で高速バスで別府まで行ったのですが、これが便数も少なく結構時間も費用もかかります。後で調べると、実は松山から札幌に行くより時間も費用もかかっていることがわかって愕然としました。よく調べたら、八幡浜から別府への直行フェリーを使うと、時間は飛行機・バス便とほとんど変わらず便数も多く半額以下で行けたことがわかってさらにショックです。そんな海峡を挟んで隣の県なのに、実質ロシア領より遠い別府ですが、その昔は船で何度か行ったことがあって、温泉が多い観光地だということは知っていました。鉄輪(かんなわ)温泉の地獄めぐりなどは、周辺県の人ならたぶんみんな一度は行ったことがあると思います。

さて高速バスは別府北浜バスターミナルに到着するのですが、そこの周辺は温泉付きホテルが多いし、マーチング・カーニバル会場のビーコンプラザまで、2km弱なので散歩がてら歩いて行ってもいいかと思って、別府北浜に宿をとったのですが、これも失敗でした。実は別府北浜からビーコンプラザにかけてはちょっとした上り坂になっていて、下見や荷物の預かりなどで何度も往復するのは結構ハードです。皆様、来年もあればその時は別府駅近のホテルを利用することをお勧めします。

イベントスケジュールは
10/30 19:00 京都橘 MARCHING NIGHT
10/31 11:00 オープニングパレード
10/31 13:00 マーチング・カーニバル
となっているので、10/30 17:30くらいに会場へ向かって宿を出ます。会場までの上り坂は大変ですが、近くまで行けばグローバルタワーという長女ザウルスさんものぼった塔が目印になるので、迷うことはありません。ちなみに別府民は高いところが好きなのか、別府タワーという札幌テレビ塔や東京タワーと同時期に作られた高さ100mくらいの塔も別府北浜にあり、塔は古びているものの登れば眺めはよいそうです。

さて会場であるビーコンプラザで、ぢぢブロメンバーと出会い、京都橘MARCHING NIGHTを鑑賞することになるのですが、多分2,500人くらいの人が詰めかけていて、スタッフが慣れていないのか入場券のもぎりに手間取り大行列ができてしまっていたのはご愛敬でした。京都橘MARCHING NIGHTは前半のコンサートステージと後半のマーチングステージの2部構成になっていて、前半はクラシック系のちょっと難解な曲、後半は竜とそばかすの姫の曲も含めたポピュラーな曲でした。音はきれいでしたが、コンサート用のホールではないのか反響がおおきくちょっと聞きづらいところもありました。全体的に兼城先生の影響かおとなしめな曲が多かったですが、最後のSingはいつもの京都橘でパワーあふれるものでした。詳細な解説は最前列のかぶりつきで見ていたケセラさんにお譲りします。

それから久しぶりのぢぢブロ飲み会ですが、今回はいつもの関東、東海、四国勢に加えて九州勢の軍人と変人?が参加でにぎやかなものになりました。飲み会はぢぢブロメンバーならだれでも参加可能ですが、皆さんほとんどザルのように底なしに飲むので、今後初参加する方はご注意を。ただ特に酒乱の気のある人はなく楽しい酒ですのでご安心を。

さて、翌日10/31 11:00からは、グローバルタワー前から参加各団体のオープニングパレードです。京都橘は大トリでしたが、このパレードはこれぞ京都橘といえる素晴らしい出来でした。選曲も面白いし、楽器の音色もいいし、振り付けも今までにも増して複雑で華麗なもので見ていて楽しめました。

また今回の初めての試みだと思いますがハロウィーンということで、ほとんどのメンバーがやや控えめな仮装をしていて面白かったです。悪魔の角やしっぽ、魔女の帽子、ケモミミが多かったですが、幾人かのスーザやトランペットのメンバーはたぶん伏見稲荷のキツネのお面をつけていて、さりげなく京都伏見をアピールしているようでほほえましかったです。カラーガードのケモミミはたぶん頭の上で振り回す旗に当たらないように寝た耳をつけて工夫していたようですが、それでも途中で耳に旗を当てて飛ばしている娘がいて笑ってしまいました。

今回の新曲はHand clap, This is Halloween, Bluesky carnivalだと思います。これらは曲もいいですが振り付けが斬新で面白かったです。ブルーメの丘でパレードを見ていた時に、演奏中にみんながいきなりゾンビウォークを始めたので、ぎょっとしてこの人たちはいったい何を始めたのかと思いましたが、このハロウィーンのパレードのための仕込みだったとは。Bluesky carnivalもアップテンポな楽しい曲ですが、これをバリトンサックスやバスクラを吹くプレーヤーを含めてジャンプを加えたダンスをしながら、行進と演奏をするというのはもう京都橘にしかできないでしょう。あと、スネアの一人は重いスネアをふりまわしてダンスしながら、アゴゴベルでサンバっぽい難しそうなリズムを正確かつ高速にたたいていましたが、吹奏楽のパーカッションってあんなことが普通にできるものなのでしょうか。

ちょっと気になったのはマルチタムのプレーヤーがステップをあまり踏んでなく元気がなかったようにみえたことくらいでしょうか。どこか故障中なのでしょうか。もしそうならマーコンまでに治るといいのですが。あと、ホルン隊の音がちょっと不安定に聞こえたのですが皆さんはどう感じたでしょうか。

私は旅程の計画不備でこれ以上いたら飛行機の最終便に間に合わなくなるので、オープニングパレードの途中で別府を離れてそれ以降の演技を見ることができませんでした。その後のマーチング・カーニバルでの演技についてはもしかしたらだれか他の方がレポートしてくれるかも。

ということで、長くなりましたが、次はケセラさんお願いします。